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中国の自動車大手、広州汽車集団(GAC Group)傘下の高級電気自動車(EV)ブランド「昊鉑(HYPTEC;旧Hyper)」は11月18日、特定条件下でシステムが自動運転する「自動運転レベル3(L3)」の公道試験ライセンスを競合企業に先駆けて取得したと発表した。HYPTECの車両は、自動運転試験用に指定された高速道路のメインレーンで、中国の高速道路の法定速度、時速120キロ以下で走行することが許可された。
高速道路の走行試験には、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と共同開発したスマートEVセダン「HYPTEC A800」を使用する。A800は、ファーウェイ最新の自動運転支援システム「HUAWEI ADS 4」のほか、4Dミリ波レーダーや高精細カメラ、超高精細LiDAR、高精度ソリッドステートLiDARなど34個の高精度センサーを搭載している。
実測動画では、HYPTEC A800が広澳(広州ーマカオ)高速道路でレベル3自動運転試験を実施している様子が公開された。ドライバーはセンターコンソールのボタンでレベル3機能を起動し、両手を完全にハンドルから離して完全自動運転に移行した。

中国では現在、政策支援の後押しもあり、レベル3の自動運転技術が急成長している。工業情報化省など8部門が共同発表した「自動車産業の安定成長に向けた行動計画(2025~26年)」では、自動運転レベル3の車両の条件付きでの生産認可や、関連する法整備の推進を打ち出している。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
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