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中国の電気自動車(EV)メーカー「阿維塔科技(Avatr Technology)」(以下、アバター)」はこのほど、香港証券取引所への上場に向け目論見書を提出した。
アバターは中国自動車大手の長安汽車(Changan Automobile)、車載電池大手の寧徳時代(CATL)、そしてファーウェイの3社が共同で設立したハイエンドのスマートEVブランドで、長安汽車が筆頭株主、CATLが第2位株主となる。ファーウェイは自動運転アルゴリズムやスマートコックピットなど、主に技術面で支援を提供する。
同社2022年12月に初の量産モデルのミドルサイズSUV「Avatr 11」の納車を開始。24年9月に同じくミドルサイズSUV「Avatr 07」を投入し、現在の主力モデルとなっている。
販売台数は、23年が2万7000台、24年は6万1600台に達した。25年1月から10月までの累計販売台数は10万4200台で、22万台の年間目標に対して達成率は47.4%にとどまっている。
財務面では、24年の売上高は151億9500万元(約3300億円)で、最終損益は40億1800万元(約880億円)の赤字だった。25年1~6月期も、売上高122億元(約2700億円)に対し、15億8500万元(約350億円)の赤字を計上している。

近年、中国自動車メーカーは資金調達の多様化を目指し、香港市場への上場を加速させている。すでに比亜迪(BYD)、吉利汽車(Geely Automobile)、蔚来汽車(NIO)、理想汽車(Li Auto)、小鵬汽車(Xpeng)、零跑汽車(Leap Motor)、奇瑞汽車(Chery Automobile)が上場を果たしており、アバターもこれに続く形となる。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
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