中国配車アプリ大手「DiDi」、7〜9月は330億円の黒字達成 中南米事業が好調

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

大企業注目記事

中国配車アプリ大手「DiDi」、7〜9月は330億円の黒字達成 中南米事業が好調

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国配車アプリ最大手の滴滴出行(DiDi Chuxing)は11月26日、2025年7~9月期決算を発表した。売上高は前年同期比8.6%増の586億元(約1兆3000億円)で、純損益は15億元(約330億円)の黒字となった。

主力の配車サービス(中国国内事業と海外事業を含む)は、配車件数が13.8%増の46億8500万件となり、11四半期連続で2桁成長を遂げた。配車件数の増加に伴い、総取引額(GTV)も14.8%増の1158億元(約2兆5000億円)に拡大した。

国内事業は市場シェアトップ(24年は70%)を維持したものの、市場競争激化などの課題に直面し、ユーザー数の伸びが頭打ちとなっている。

一方、海外事業はブラジルやメキシコなど重点市場への継続的な投資が奏功し、7〜9月期の配車件数が24.3%増の11億6200万件となった。同社は中南米、アジア太平洋地域、アフリカの14カ国・地域で、配車サービスやフードデリバリー、金融サービスなどを展開している。

*1元=約22円で計算しています。

(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

次の一手をひらくヒントがここに。

会員限定ニュース&レポートをお届け。