英ロールス・ロイスのMRO合弁会社、北京で稼働開始

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中国北京市の首都空港臨空経済実証区天竺総合保税区でこのほど、英航空機エンジン大手ロールス・ロイスと中国航空大手の中国国際航空が折半出資で設立した合弁会社、北京航空発動機維修(BAESL)が正式に開業し、稼働を開始した。

BAESLはロールス・ロイスにとって世界4社目、中国本土では初となる航空機エンジンメンテナンス・修理・オーバーホール(MRO)の合弁会社で、北京のMRO施設の運営主体である。ロールス・ロイスのトレントエンジンシリーズは世界のワイドボディ機に幅広く導入されており、うち中国への納入数は世界の約20%を占める。BAESLの設立はMRO産業チェーンの充実化に向けた重要な一歩となっている。

BAESLによると、同社は2026年から「トレント700」「トレントXWB-84」「トレント1000」などの航空機エンジンのオーバーホール業務を開始する計画で、生産能力を着実に拡大し、世界のMRO産業チェーンに積極的に溶け込むとしている。34年には、年間250基のエンジンのオーバーホールを実現し、800~1000人分の高度技術職の雇用創出を見込む。

開業式では、中国民用航空華北地区管理局がBAESLにメンテナンス・修理許可証(CCAR-145)を発給した。【新華社北京】

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