「DJIの父」が創業、鉱山向け無人トラックの「CiDi」が香港上場 時価総額2300億円に

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中国の自動運転技術企業「希迪智駕(CiDi)」が12月19日、香港証券取引所のメインボードに上場し、鉱山向け自動運転トラック分野で初の上場企業となった。初値は263香港ドル(約5300円)をつけ、時価総額は115億1700万香港ドル(約2300億円)となった。

CiDiは2017年10月に設立され、商用車の自動運転技術に注力し、鉱山向けの自動運転トラックと自動運転ソリューションで中国最大手に成長した。創業者の李沢湘・香港科技大学教授は著名な連続起業家で、エンジェル投資家としても知られる。ドローン世界最大手DJIの共同創業者でもあり、業界では「DJIの父」と呼ばれている。

コンサルティング会社の灼識諮詢(CIC)によると、CiDiは中国の某鉱山に無人運転採掘トラック56台を導入し、有人運転採掘トラック約500台と合わせ、世界最大の有人・無人混成の採掘トラック群を構築した。

2024年の売上高は4億1000万元(約90億円)。25年1〜6月期の売上高は前年同期比57.9%増の4億800万元とすでに前年の年間売上高に迫っている。一方、調整後の純損益は1億2700万元(約28億円)と依然赤字が続いている。

*1香港ドル=約20円、1元=約22円で計算しています。

(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)

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