セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
動画共有アプリTikTokで知られる中国ネット大手のバイトダンスは2026年、人工知能(AI)分野への投資を拡大し、米国のライバル企業との差を縮める計画だという。英フィナンシャル・タイムズ(FT)が12月23日に報じた。
AIインフラへの投資額を2025年の1500億元(約3兆3000億円)を上回る1600億元(約3兆5000億円)とし、その約半分をAIモデルやアプリの開発に必要な先端半導体の購入に充てるとみられる。
トランプ米大統領は12月9日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、米国の国家安全保障の維持を条件に、米NVIDIA(エヌビディア)が中国を含む要件を満たした顧客にAI向け先端半導体「H200」を納入することを認めると明らかにした。中国の大手企業が調達できるかは不透明だが、関係者によると、バイトダンスは2026年のAI向け半導体調達に向け、850億元(約1兆9000億円)を確保したという。
中国の調査会社QuestMobileによると、バイトダンスのAIアシスタント「豆包(Doubao)」は、中国市場での月間アクティブユーザー数(MAU)とダウンロード数が「DeepSeek(ディープシーク)」を抜き、首位に立っている。また、同社は企業向けクラウドサービスプラットフォーム「火山引擎(Volcano Engine)」を展開し、アリババグループとも激しく競り合っている。
*1ドル=約156円、1元=22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録





フォローする
フォローする



