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米メタ(Meta)は12月29日、AIエージェントを手がける中国発のAIスタートアップ「Manus(マナス)」を買収すると発表した。買収額などの詳細な取引条件は明らかにしていない。今回の買収は、Metaが注力する「汎用AIエージェント(General-purpose Agent)」の能力強化を主な目的としたものとみられる。
Manusが公式サイトで、同社は買収後も引き続き、アプリおよびウェブサイトを通じてAIサービスとサブスクリプションを提供すると公表した。事業拠点についても、現在のシンガポールでの運営を継続する方針だ。
Manusは当初、中国を本拠地としていたが、2025年夏にシンガポールへ拠点を移転した。サービス開始からわずか8カ月で、年間経常収益(ARR)1億ドルに到達したとされる。収益の大半は、有料サブスクリプションによるものだという。
中国ビジネスメディア「晚点(LatePost)」の報道によると、メタはManusの開発企業「Butterfly Effect(蝴蝶効応)」を数十億ドル規模で買収したという。今回の取引は、メタの創業以来、WhatsApp、Scale AIに次ぐ3番目に大きな買収案件となる。買収後、Manusの創業者である肖弘(Xiao Hong)氏は、メタのバイスプレジデント(副社長)に就任するという。
Manusは今年3月6日にローンチされるやいなや、世界のテック業界やメディアの関心を集めた。履歴書の作成、ソフトウエアアプリの開発、ウェブサイトの設計・構築といった複雑なタスクを自律的に実行できるAIエージェントとして、SNSを中心に急速に知名度を高めた。
中国のDeepSeekが低コストでOpenAIのChatGPTに対抗するモデルを発表し、世界的な話題となった数週間後のことだったことから、「次なるDeepSeek」とも称された。
(36Kr Japan編集部)
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