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2025年4月、北京市亦庄区で初めて開催された「人型ロボット・ハーフマラソン」が、世界的な注目を集め、人型ロボット企業にとって最高の舞台となった。
その第2回大会となる「2026 北京亦庄人型ロボット・ハーフマラソン」の開催が決定した。2026年4月19日午前7時30分の号砲とともにスタートし、同日には人間のランナーが参加する「北京亦庄ハーフマラソン」も併催される。
大会は前回に続き「人機共走」方式を採用し、人間の選手と人型ロボット(ヒューマノイド)が同時にスタートし、同一のコースを使用するが、安全確保のため鉄柵や緑地帯によって分けられる。また、海外チームの参加枠を積極的に拡充し、国・地域を問わず参加チームを募集する方針だ。
自律制御と遠隔操作を明確に区分
注目すべき点として、初回大会と異なり、2026年大会では自律制御部門と遠隔操作部門が設けられる。同一会場で競技が行われるが、別々に記録が計測されて、より実践的なロボット技術が評価されることになる。
初回大会では、多くの参加チームは、人間の操作員がロボットと並走し、リモコンで遠隔操作する方式を採用していた。また、一部では、ロボット選手が操作員の身体に装着された信号装置を「見ながら」、その信号の誘導によって全行程を走破していた。
主催側は今回の制度変更を、人型ロボットを「遠隔操作」から「自律制御」へと進化させる重要なステップと位置付けている。
技術評価の重点は4分野
2026年大会では、技術的ブレークスルーの面で、以下の4つの方向に重点を置く。
1.自律性の向上
非自律完走ロボットのチーム成績への点数を調整すると同時に、遠隔操作・ナビゲーション要員が不要な介入を厳格に規制し、ルール面からより多くのロボットが自律完走を実現するよう誘導する。
2.航続能力の強化
エネルギー効率の向上に注力し、電池交換の回数を最小限に抑えた設計で、長距離・安定運転の限界に挑戦することを促す。
3.擬人性の評価
バイオミメティック(生物模倣)な手部構造、顔表情の表現、ランニングスタイルの擬人化などにおいて技術革新を促し、より自然で美しい走行を評価する。
4.環境適応力の向上
高速運動中のリアルタイム感知、迅速な意思決定、精密な障害物回避を実現し、変化の大きい場面での総合的な適応能力を高める。
これらの方向性に対応し、本大会では、「最優秀航続賞」「最美走行スタイル賞」「最優秀デザイン賞」「最優秀感知賞」などの特別賞も新設される。単なる完走タイムだけでなく、長時間航続や擬人化、環境適応といった技術革新を後押しする狙いだ。
実戦型チャレンジも
さらに本大会では、競技形式そのものも進化する。従来の「速さ」を競うハーフマラソンに加え、「シナリオ(応用)チャレンジ」を組み合わせた二本立てとなる予定だ。
ハーフマラソンと同時期に開催される「ロボット・バトゥル(勇者)チャレンジ」では、応急救援をテーマとし、複数の救援シナリオを模した関門を突破する形式を採用する。屋外環境での実地訓練を通じて、ロボットの自律判断能力、精密操作能力、継続作業能力を総合的に検証する。
亦庄、エンボディドAIの世界拠点へ
北京における重要なロボット産業集積地である亦庄では、すでに北京人型ロボットイノベーションセンターが設立された。「エンボディドAI(身体性を持つ人工知能)10カ条」と呼ばれる重点政策も発表され、社会実験を含む実装計画も進行中だ。
現在、優必選(UBTECH)や星海図(Galaxea AI)、雲跡科技(Yunji Technology)などを含む約300社のロボット関連企業が集積し、亦庄を世界一流のエンボディドAI産業新都市へと押し上げようとしている。
(36Kr Japan編集部)
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