フードデリバリー「美団」、自動車販売に参入 1万店をプラットフォームに統合

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中国のフードデリバリー大手「美団(Meituan)」は2026年1月15日、自動車関連デジタルサービスを手がける「上海喜車未来智能科技」(以下「喜車科技」)と戦略提携を締結した。両社は強みを生かし、車の販売・利用と地域密着型サービスを融合したワンストップ型サービスプラットフォームを共同で構築する。

これにより、消費者は美団のプラットフォーム上で、これまで飲食店を選ぶような感覚で複数の自動車ディーラーを閲覧・比較し、オンラインでの購入やレビュー投稿まで完結できるようになる。プラットフォームは、ディーラーのサービスを可視化すると同時に、利用者のプライバシーを保護し、情報漏えいのリスクも低減する。

年末までに1万店舗を導入

喜車科技の蔣舜宇CEOは、自動車業界が既存顧客を奪い合う「消耗戦」の段階に入った今、勝敗を分けるのはサービスの質だと指摘する。同社は2026年末までに、30以上の自動車ブランド、1万店を超えるディーラーを美団のプラットフォーム上に展開する方針だ。これにより、中国全土をカバーする巨大なオンライン自動車エコシステムが誕生することになる。

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美団が自動車販売に注力する背景には、本業である地域密着型サービス(デリバリー等)の競争激化がある。度重なる価格戦によって圧迫された利益率を改善するため、客単価が圧倒的に高い自動車分野は、同社にとって新たな成長の「柱」となり得る。

美団はすでに、中国自動車最大手の上海汽車集団(SAIC)と約1年にわたる試験的な協業を実施してきた。現時点で100社超のディーラーが出店しており、実店舗とは異なるデジタル拠点としての運営ノウハウを蓄積している。

(36Kr Japan編集部)

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