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中国IT大手アリババグループは、傘下の半導体メーカー「平頭哥半導体(T-Head Semiconductor)」(以下、T-Head)を将来、独立上場させる方向で後押しすることにした。関係者の話で明らかになった。
2018年設立のT-Headはアリババの完全子会社で、コンピューティング、ストレージ、ネットワークなどで、業界トップクラスの性能を持つ複数のチップを展開している。主力製品には、人工知能(AI)推論チップ「含光(Hanguang)800」、ARMアーキテクチャに基づく汎用サーバー向けチップ「倚天(Yitian)710」(アリババクラウドのデータセンターに大規模導入済み)、SSD向けコントローラーチップ「鎮岳(Zhenyue)510」などのストレージチップ、AIアクセラレータ「PPU」などがある。
含光800は現在、アリババグループ傘下の電子商取引(EC)サイト「淘宝(タオバオ)」などのコア業務で用いられており、1秒間に約7万8000枚の画像処理ができる。米メディア「The Information」の報道や業界の実測によると、第1世代PPUの性能は米半導体大手NVIDIA(エヌビディア)の売れ筋商品「H20」シリーズに匹敵し、第2世代のアップグレード版PPUは特定の場面での実測性能ではNVIDIA「A100」を上回っているという。
PPUは既に、アリババグループ傘下のクラウドサービス「アリババクラウド(阿里雲)」のエコシステムを基盤として、既に大規模モデルのトレーニングに活用されているなど、中国国内の他のチップ企業よりも先行している。業界関係者によると、T-HeadのPPUは2025年末時点で、中国産GPUの中で最も出荷量の多いチップの1つとなっている。
生成AIのコンピューティング能力に対するニーズが高まっている中、中国産AIチップの市場シェアも徐々に拡大している。2025年末から26年初めにかけて、複数の中国のGPU企業が相次いで上場した。業界の専門家は、T-Headが独立上場に成功した場合、その後ろ盾であるアリババクラウドのエコシステムと成熟した商用化能力により、その評価額は従来のスタートアップをはるかに上回ると見込まれている。
中国ネット大手の百度(バイドゥ)傘下のAI半導体子会社「昆崙芯(Kunlunxin)」は1月上旬に香港証券取引所に非公開で上場申請書を提出し、最大20億ドル(約3120億円)の資金調達を計画していると報じられている。
*1ドル=約156円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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