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中国の大規模AIモデル企業が、急速な技術革新と圧倒的なコスト優位性を武器に、世界市場で存在感を高めている。
世界最大級のAIモデルAPI統合プラットフォーム「OpenRouter」のデータによると、2026年2月、中国製AIモデルの呼び出し量(APIリクエスト量)は3週間で127%急増し、初めて米国製モデルを上回った。さらに、利用数上位5モデルのうち4つを中国勢が占めるという逆転劇となった。
2026年2月16~22日の週間ランキングでは、中国製モデルの週間呼び出し量は5兆1600億トークンに達し、同期間の米国製モデルは2兆7000億トークンまで減少した。
モデル別ランキングでも、中国勢の躍進は顕著だ。呼び出し量トップ5のうち、4モデルは中国企業で、内訳は「M2.5」(MiniMax・稀宇科技)、「Kimi K2.5」(月之暗面・Moonshot AI)、「GLM-5」(Zhipu AI・智譜)、「V3.2」(DeepSeek)だった。これら4モデルで、トップ5全体の呼び出し量の85.7%を占めたという。
海外開発者が「米国製から中国製」へシフト
OpenRouterは世界の数百種類の大規模言語モデル(LLM)を集約し、500万人以上の開発者ユーザーを抱える。そのAPI利用データは、世界のAIIアプリケーション開発の動向を測る「バロメーター」とみなされている。
注目すべきは、同プラットフォームのユーザーの大半が海外開発者で構成されている点で、米国ユーザーが47%を占める一方、中国ユーザーはわずか6%にとどまる。つまり、米国を中心とした海外の開発者が、自国製モデルから中国製モデルへと乗り換えを行っている実態が浮き彫りとなった。
2025年当時は米国製モデルが成長のけん引役であり、トップ10の約7割を占めていた。一方、同時期の中国製の割合は2割未満だった。しかし26年に入ると、米国製の成長率には鈍化の兆しが見え始め、中国製は急速な伸びを示している。
この背景には、中国製モデルの「圧倒的なコストパフォーマンス」「高い推論効率」「優れた長文処理能力」があると見られている。グローバルな開発現場では、コストと性能の実利を重視し、中国製AIを採用する動きが加速している。
(36Kr Japan編集部)
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