調光ガラスの「LANNRAY」、シリーズCで数十億円調達 EVやARグラス向け量産加速

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電圧によってガラスの透過率を自在に調整するエレクトロクロミズム(EC)技術のリーディングカンパニー「覧鋭光電(LANNRAY)」がこのほど、シリーズCで数億元(数十億円~百数十億円)の資金調達を実施した。

出資は広州越秀産投が主導し、浙江省建設投資集団、寧波市海曙産業投資集団、常州市政府投資基金管理などの有力な政府系・産業投資機関が名を連ねた。調達資金は江蘇省常州市の生産拠点建設および稼働、浙江省寧波市にある研究開発センターの機能強化に充てられる。これにより、受注から納品までのプロセスを効率化し、車載用および消費者向け電子フィルム製品の供給拡大を目指す。

LANNRAYは2015年7月、米国シリコンバレーで設立された。フレキシブル大面積EC薄膜技術の開発に世界でいち早く取り組んだ企業のひとつだ。独自開発の全固体高分子ECシステムはコントラストが高く、高温耐候性・耐湿性にも優れ、高品質でありながらコストは極力抑えられている。

2022年には中国本社を浙江省杭州市に設立し、研究開発・生産拠点を整備して海外市場への供給を開始した。

車載NEVからARグラスまで、広がる社会実装

かつては高級建築や航空機の一部に限られていた調光技術だが、LANNRAYの低コスト・高性能な薄膜技術によって、一般の電気自動車(EV)やスマートデバイスへと急速に広がっている。

その技術は、いまや自動車、建築、拡張現実(AR)デバイスといった多岐にわたる分野でで活用されている。中国の大手ガラス企業と長期の戦略的パートナーシップを締結し、車載規格に準拠したフィルム技術を共同開発。トップクラスの新興EVメーカーのプロジェクトにも採用され、関連製品は2026年6月までには量産・納品予定だ。また、消費者向け電子機器の研究を進め、EC技術をAIグラスやARグラスなどにも活用し、次世代技術製品の開発を加速する。

99.85%遮光で炎天下でも涼しい、シャオミEVを支える「調光ガラス」の進化

*1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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