中国EV「リープモータ」、初の通期黒字を達成 新興勢トップに躍り出た「65%内製化」の底力

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中国の新興電気自動車(EV)ブランド「零跑汽車(LeapMotor=リープモータ)」が2025年の通期決算を発表した。売上高は前年比101.3%増の647億3000万元(約1兆5000億円)、親会社株主に帰属する純利益は5億4000万元(約120億円)となり、初めて年間黒字を計上。同社は理想汽車(Li Auto)に続き、中国の新興EVメーカーとして2社目となる悲願の通期黒字化を達成した。

販売台数で新興勢トップに

25年通年の新車納車台数は前年比103.1%増の59万6600台を記録。2年連続で販売台数が倍増し、新興EVメーカーの中で首位に立った。好業績の背景には、車両の原材料・部品コスト(BOMコスト)の約65%を自社で開発・製造する「高度な内製化」がある。この独自のコスト管理能力が、激しい市場競争にける大きな優位性となっている。

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中国国内市場の強化と並行して、海外展開も急加速している。2025年の輸出台数は6万7100台に達した。欧州大手ステランティスとの合弁会社「零跑国際(Leapmotor International)」を通じて、2025年末までに世界40市場・900カ所の拠点を展開。そのうち800カ所以上を欧州に集中させている。

さらに、欧州市場における供給体制の本格構築を急いでいる。スペインでの現地生産(CKD)プロジェクトが進展しており、2026年10月の稼働を予定している。併設される電池工場もすでに選定を完了しており、2026年4月に初の電池パック試作を開始し、7月には量産に移行する計画だという。

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(36Kr Japan編集部)

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