「1台あたり単価は20万円低下」吉利汽車2025年決算、売上8兆円突破も利益は2%微増

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中国自動車大手の吉利汽車(Geely Automobile)が3月18日、2025年度の通期決算を発表した。売上高は前年比25%増の3452億元(約8兆1000億円)に達し、純増額は693億元(約1兆6000億円)と過去最高を記録した。

販売台数については、年間新車納入台数が39%増の302万5000台を記録した。同社の市場シェアは10.05%に上昇し、4年連続で着実な伸びを維持した。事業規模は大幅に拡大したものの、利益面でやや伸び悩みが見られた。通期純利益は166億3000万元(約3800億円)で、前年比わずか2%増にとどまった。

中国車世界販売台数トップも、覇権はまだまだ遠い?

大幅な増収を達成しながらも、利益が追いつかなかった背景には以下の要因が挙げられる。

・平均単価の低下:販売増をけん引したのが、中低価格帯の新エネルギー車(NEV)ブランド「吉利銀河(Geely Galaxy)」などの量販ブランドだったためだ。1台あたりの平均売上高は、2024年の11万1600元(約260万円)から10万2800元(約240万円)に低下した。

・高級車部門の伸び悩み:ハイエンドに位置付けられる電気自動車(EV)ブランド「極氪(ZEEKR)」の年間販売台数は前年比わずか1%増の22万4100台と、成長が足踏み状態だった。

・研究開発費の増大:スマート化を加速させるため、2025年の研究開発費は前年比29%増の176億2000万元(約4100億円)に達し、その伸び率は売上高の成長を上回った。

吉利は2026年の年間販売目標を345万台に設定し、さらなるシェア拡大を狙う。ブランド別では、吉利銀河が155万台、ハイエンドモデル「中国星(Star)」が120万台、ZEEKRが30万台、ボルボ・カーズとの合弁高級車ブランド「領克(Lynk & Co)」が40万台となっている。

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*1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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