テスラ、米国初の時価総額1000億ドル超の自動車会社へ ただし話題株として依然安定せずか

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テスラの時価総額が2019年第4四半期の決算発表の直前、初めて1000億ドル(約11兆円)を超えた。

ロイターによると、テスラの株価は現地時間1月21日に7.19%上昇し、547.2ドル(約5万9000万円)で取引を終えた。営業時間外取引で、テスラの株価は一時期555ドル(約6万円)まで上がり、米国で初の時価総額1000億ドル超えの自動車会社となった。

現在、老舗自動車ブランドのフォードの時価総額は365億5170万ドル(約4兆円)で、ゼネラルモーターズ(GM)の時価総額は499億9300万ドル(約5兆5000億円)であり、テスラは2社の合計も上回っている。

イーロン・マスクCEOの報酬取り決めでは、会社の時価総額が1000億ドルを数か月維持した場合、彼は3億4600万ドル(約3兆8000億円)相当のストックオプションを取得できるという。また、時価総額に達した上で、16項目の経営指標の1つでも満たせば、同氏は約169万株の株式報奨〔9億3800万ドル(約980億円)相当〕を受け取ることができる。

テスラの株価の上昇により、マスクは米国で年収がもっとも高額な最高経営責任者になるかもしれない。

米投資研究機構の「New Street Research」のアナリスト、ピエール・フェラーグ(Pierre Ferragu)氏は、技術面においてテスラは競合他社より少なくとも7年先んじており、2025年まで年間200〜300万台の自動車を販売する見込みだと述べている。同氏はテスラの目標株価を530ドル(約5万8000円)から800ドル(約8万7000円)に引き上げた。

テスラは、中国にあるギガファクトリーの生産が順調で、中国産「モデル3」の販売も好調である。また、2019年第3四半期の決算は市場予想に反して黒字となったこともあり、過去数か月で株価が急激に上昇した。

ただ、「話題株」としてまだ不安定な状況にあるため、株価は変動し続けるだろうとして楽観視していないアナリストも多い。

作者:未来汽車日報、秦章勇

(翻訳:Ai)

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