日本企業、中国の健康市場に商機 サプライチェーン博で販路拡大狙う
中国北京で開催された第4回中国国際サプライチェーン(供給網)促進博覧会には、世界から600を超える企業や団体が出展した。健康生活チェーン展示エリアに出展した日本企業関係者からは、中国の健康関連市場には大きな潜在力がある上、サプライチェーンも整備され安定していることから、中国のパートナー企業と緊密に連携して市場を開拓し、革新的な製品で両国の人々に貢献したいとの声が相次いだ。
同展示エリアでは日本貿易振興機構(ジェトロ)が30余りの企業と団体をとりまとめ、日本ゾーンとして出展した。化粧品や介護機器、日用品などさまざまな商品が並び、多くの消費者が購入や体験に訪れた。
2回目の出展となる日本の健康食品企業、ジュピターバイオサイエンスジャパンの宮崎幸浩社長は「業界関係者だけでなく一般消費者も訪れるこの博覧会はとても面白い。展示を通じて健康に関する知識を広めていきたい」と語った。
宮崎氏は中国のパートナーと協力し、海南島で原料を調達し日本で加工した製品を世界各地に販売することで、「健康」の理念を各地に広めている。会場では、商品の製造過程で起きる化学反応についてユーモアを交えながら来場者に解説し「日中両国の人々がともに健康な生活を享受できるようにする。それが私の願いだ」と笑顔で話した。
同博覧会に今回初めて出展した医療用機械メーカーの池田機械産業は、独自の機械設備で製造したばんそうこうやパップ剤などのテープ剤製品十数種類を展示した。
アジア太平洋地域ディレクターの陳猛さんによると、1987年創業の同社は22年に中国市場に参入して以来、中国のパートナーと良好な協力関係を築き、各種テープ剤の製造装置は中国で好評を博しているという。
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池田機械産業の陳猛アジア太平洋地域ディレクター(左)
陳さんは、同社の創業者が中国市場を重視しており、ほぼ毎年中国を視察に訪れていると紹介。今年初めも河南省や広西チワン族自治区、湖南省長沙市などのパートナー企業を表敬訪問し、新たな協力の意向をまとめたと明かした。
水素健康機器メーカーのドクターズ・マンも今回が初出展で、自社の水素吸入器を売り込んだ。博覧会について同社の関係者は、日本企業が中国に進出するための優れた展示の場を提供していると強調。「水素が健康にもたらす恩恵を、より多くの中国の人々に知ってもらいたい。中国の健康関連市場は広大で、私たちは大きな自信を持っている」と語った。【新華社北京】