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即時配達を売りとする生鮮スーパー「樸樸超市(Pupumall)」が昨年10月、シリーズBで1億ドル(約110億円)を調達していたことがわかった。今年3月には広州市へ進出する予定で、調達した資金は華南地区での物流ネットワークやサプライチェーン構築に用いられる。
創業者の陳興文氏によると、調達した1億ドルは複数回に分けて入金される予定で、今年4月までに全額が入金される見通し。樸樸超市は2016年に創業して以来、合計5回の資金調達を行っている。
樸樸超市は注文から30分以内の即時配送を行う生鮮Eコマース企業だ。青果、魚、肉、卵、油・調味料、アルコール・飲料、菓子類、衛生用品、日用品、化粧品などを取り扱う。
福建省を拠点とする同社の他に、北京の「毎日優鮮(MissFresh)」、上海の「叮咚買菜(Dingdong Maicai)」など地域密着型スーパーが急速に勢いづいている。彼らに共通するのが、近距離配送用の商品を保管する自社倉庫を各エリアに設けている点。半径3キロ以内なら30分で配達できるのはこれが理由だ。
樸樸超市の商品は完全オンライン受注で、半径1.5キロを射程とするエリア倉庫を各地に設置、配送は自社で行い、3600SKUにも上る商品を平均24分で配達する。同じ福建省内で「永輝超市(YONGHUI SUPERSTORES)」のライバルとみられているため、他地区への進出を計画中だという。
事業スキームの鍵となるのは自社倉庫で、配送や運営をさらに効率化してくれる。倉庫の設置はより高密度にする必要があるが、これを急速かつ広範囲に進めていくにはコスト面で相当の負荷がある。この点はある程度の運営規模を持つプレーヤー同士の競争となるだろう。こうしたプレーヤーに着目しているのは、セコイアキャピタルチャイナや今日資本(CAPITAL TODY)、老虎基金(TIGER FUND)などだ。
(翻訳・愛玉)
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