新型肺炎懸念で中国株式市場急落、自動車産業も打撃

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中国の春節(旧正月)休みが明けた2月3日、上海で金融市場が再開した。新型コロナウイルスによる肺炎拡大の影響が懸念される中、上海総合株価指数は前営業日終値比8.73%安で取引をスタート。約3000銘柄でストップ安となった。 

中でも、伝統的な自動車産業はもっとも影響を受けた業種の一つだ。A株市場における自動車銘柄の株価指数は全面的に下落、「東風汽車(Dongfeng Motor)」、「上海汽車(SAIC MOTOR)」、「長城汽車(Great Wall Motors)」、「長安汽車(Changan Automobile)」など多くの自動車メーカーが、制限値幅の下限近くまで売られた。

特に湖北省に本拠を置く東風汽車にとっては、大きな試練だ。新浪財経の統計によると、東風汽車の主要な生産拠点は湖北エリアに集約している。この日、同社の株価は、9.89%下落した。

さらに、香港市場と米国市場の多くの銘柄も影響を受け、ニューヨーク証券取引所に上場する電気自動車(EV)メーカー「蔚来汽車(NIO)」の株価も一時7.35%下落した。

 自動車メーカーのほか、自動車部品関連会社の株価も急落。「東呉証券(SooChow Securities)」は、2020年の第1四半期に消費者の自動車購入や買い替え需要が急激に減少し、業界全体が打撃を受けると予想している。

(編集・Ai)

 

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