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中国のスマートフォン製造大手「シャオミ(Xiaomi、小米科技)」が設立10周年を控えた13日、最新のフラッグシップ機種「Xiaomi Mi 10」シリーズを発表した。同社の雷軍CEOは「これをもって正式にハイエンド市場に進出する」と宣言している。なお、今回の発表会は新型コロナウィルス肺炎感染拡大の影響を受け、ライブ配信の形式で行われた。さらに今月23日に世界最大のモバイル見本市「MWC 2020」で予定していたグローバル発表会は、MWC自体が開催中止となったため、開催未定となっている。
Mi 10の価格は最小スペックのモデルで3999元(約6万3000円)。歴代Miシリーズのフラッグシップ機種として最安記録を更新した。
シャオミはこれまでの慣例で、新製品発表会開催日の数日前から公式アカウントなどを通じて製品情報を小出しに発表する。今回も中国版ツイッター「微博(Weibo)」の公式アカウントをはじめ、雷軍CEO、盧偉冰副社長、常程副社長など経営陣の個人アカウントが交替でPRを行った。
彼らが発信した事前情報によると、Mi 10シリーズの主なスペックは以下の通り。
SoCはクアルコム製最新の「Snapdragon865」、高速ストレージ規格UFS3.0および最新メモリ規格LPDDR5対応、次世代通信規格5GおよびWiFi6対応、独自構築の3次元放熱システム搭載、1億800万画素カメラ搭載(背面メインカメラ)、50W急速充電対応(Mi 10 Proのみ)など。
大方の製品情報を微博で発信したため、製品発表会本番では外観、カメラ性能評価サイト「DxOMark」によるスコア、発売価格が焦点となった。
Mi 10の上位機種「Mi 10 Pro」のカメラは10倍ハイブリッドズーム対応で、DxOMarkではスコア124をつけ、ファーウェイの「Mate 30 Pro 5G」を僅差で逆転し、カメラ性能で世界首位に躍り出た。
雷CEOによると、Mi 10シリーズでは開発に10億元(約160億円)以上を投じたという。サムスンおよび「華星光電(CSOT)」に特注した有機EL曲面ディスプレイに大きな予算を割いたという。
発売はMi 10が14日から。同モデルはスペック別に三段階に分かれるが、価格は最小スペックの8GB+128GBで3999元(約6万3000円)、Mi 10 Proは18日から発売で、同じく三段階の最小スペック8GB+256GBで4999元(約7万9000円)。
毎年この時期には、半導体大手クアルコムが発表する最新製品の初搭載を巡って各社が争いを繰り広げるのが慣例だ。しかし今年は新型肺炎の影響もあり、各社とも新製品発表のスケジュールを再調整中だ。そんな中、シャオミは他社に先んじてライブ配信で今回の発表会開催に踏み切った。
発表会前、雷CEOはシャオミの昨年の研究開発費が推計70億元(約1100億円)に上ると明かした。今年は100億元(約1600億円)を超える見込みだという。多額の開発費は、スマホブランドがハイエンド市場で足固めをするための必要条件であり、コストパフォーマンスばかりが前面に押し出されてきたシャオミのこれまでのブランドイメージを一新するものだ。Mi 10シリーズはシャオミブランドがさらに高みを目指すための重要な一歩だといえる。
(翻訳・愛玉)
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