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ファーウェイはこのほど、オンライン上での新作発表会を行い、ファーウェイ独自のモバイルサービス(HMS)を初めて搭載した5Gスマホ「P40」シリーズを発表した。
アップルとサムスンをベンチマークしたP40シリーズは、ズーム、センサー機能などのカメラ性能がさらに向上している。同シリーズには3モデルあり、いずれも自社開発のKirin990 5Gチップが採用されているが、主な違いはカメラとディスプレーのスペックである。欧州市場の価格は799ユーロから1399ユーロとなっている。
このほか、同シリーズは中国市場でもオンライン予約が始まっているが、現時点でオンライン上での2モデルの予約台数は昨年同時期に売り出したP30シリーズと比べ大幅に落ち込み、普及版は市場予測を大きく下回った。
解説
中国のスマホハイエンド市場は国産化傾向が際立ってきた。ファーウェイ、シャオミなどトップメーカーが2020年初めに発表した新製品はいずれもフラッグシップモデルがメインとなった。昨年第3四半期時点で、世界のハイエンドスマホ市場でファーウェイが占めたシェアはわずか12%、P40シリーズは同社がハイエンド市場を開拓する上での重責を担っている。中国市場の買い替え需要が回復してきているにもかかわらず、P40普及版のスペックが縮小されたことで予約台数は市場予測を下回った。OPPO、紅米(Redmi)などの低価格帯の5Gスマホ台頭の影響も受けている。
※本記事は「中国商業新聞CBNS」の提供です。
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