米テスラ、2021年第1Qに上海ギガファクトリーでの「Model Y」量産を開始

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先日、米電気自動車(EV)大手テスラのグローバル副社長に務める陶琳氏は新華社通信の取材に対し、2021年第1四半期にテスラの上海ギガファクトリーで新型SUV「Model Y」の量産を開始すると明らかにした。

Model Yはテスラの5番目のモデルで、2番目のSUV製品でもある。同モデルは2019年3月中旬に正式リリースされ、最低価格は3万9000ドル(約420万円)、全部で4つのバージョンがある。2020年第1四半期、米カリフォルニア州のフリーモント工場で生産されたModel Yは、3月には納車が始まり、テスラの発売済み車種の中で最も短期間での納車となった。

2020年1月7日、イーロン・マスクCEOが中国現地生産の「Model 3」初ロットの一般顧客向け出荷式で、Model Yの中国製造プロジェクトが正式に始動したことを発表した。4月30日、テスラは第1四半期の決算報告の中で、上海ギガファクトリーにおけるModel Y製造設備の建設が開始されたことを明らかにしている。5月に撮影された空撮動画を見ると、Model Y製造設備の鉄骨構造はほぼ完成していることがわかった。

Model YはModel 3のプラットフォームを基に研究開発が進められ、部品の75%は共通している。これにより同社の研究開発投入額も大幅に抑えられている。マスク氏は、「Model Yの一週間あたりの生産量は約1000台となり、最終的にModel Yへのニーズは同社他のモデルの総和を上回るだろう」と予想している。

(翻訳・浅田雅美)

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