オンライン医療サービス「微医」、20年3Qにいよいよ香港上場か

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オンライン医療サービス大手「微医(WeDoctor)」が2020年第3四半期のうちに香港証券取引所にIPO(新規株式公開)に向けた目論見書を提出する計画だと、「財新網(caixin.com)」が6月9日に報じた。最終的な調達額は、市場の状況によって決定するようだ。IPOにあたり微医は「招銀国際(CMB International)」、「シティグループ」、「JPモルガン・チェース」をスポンサーにするとされているが、この件に関して微医に問い合わせを行ったが、記事執筆時点で回答はまだ得られていない。

微医は当初「挂号網」というサービス名で、「オンライン+オフライン、総合診療+専門診療」を組み合わせた新タイプの医療健康サービスとして2010年にスタートした。8年を経て微医は中国で2億1000万人以上が登録するサービスとなり、病院約3200軒、医者3万6000人と提携している。オンライン医療健康サービス分野においては、アリババ傘下の「阿里健康(アリヘルス)」が2014年に、「平安好医生(Ping An Good Doctor)」が2018年にそれぞれ香港での上場を果たしている。この両社の株価は、新型コロナウイルス感染症の流行でともに倍速で上昇した。6月9日時点における両社の企業評価額は、平安好医生が1000億香港ドル(約1兆3900億円)を上回り、阿里健康は2500億香港ドル(約3兆4700億円)に迫っている。

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