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6月17日、ドイツ最大の通信事業会社「ドイツテレコム」は5G市場を拡大するため、中国通信機器大手ファーウェイ(華為科技)、スウェーデン通信機器大手のエリクソン2社と5G契約を締結したことを発表した。同社はすでに12000を超える基地局/アンテナを設置し、1600万人以上が利用可能となった。7月中旬頃に国内人口の半分(約4000万人)をカバーし、ヨーロッパ最大の商用5Gネットワークの実現を進めている。また、ファーウェイの「P40 Pro」、サムスンの「S20」など複数の5G端末も発売したという。
以前からドイツ国内で欧州メーカーのエリクソンやノキアだけで供給が追いつくのかを不安視する声があった。2019年11月、「中国ファーウェイ機器を排除せよ」というトランプ米大統領の要請をメルケル独首相は拒否した。
また、今月15日の報道によると、米商務省はファーウェイと自国企業間における事実上の禁輸措置を一部修正した。次世代通信規格5Gの国際基準制定に関わる場合、あるいはAIや自動運転など先端技術の研究開発に限り、米国の企業とファーウェイが協力することを容認するとのこと。
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