ソニーから資金調達のビリビリ動画が快進撃(一) 創立11周年もコミュニティ愛の初心忘れぬ

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ソニーから資金調達のビリビリ動画が快進撃(一) 創立11周年もコミュニティ愛の初心忘れぬ

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6月26日、中国人気動画サイトのビリビリ動画(bilibil)創立11周年イベントが開催された。ビリビリ董事長兼CEOの陳睿氏は、この11年間で変わったことと変わっていないことを総括し、同時にビリビリの今後のミッションを3つ取り上げた。

↓以下陳睿氏の講演抄訳↓

変化しながらも初心忘れぬ

ビリビリ11周年の記念イベントにようこそ。この11年間、ビリビリを愛し、寄り添い、支えてきてくれたことに謝意を表する。今のビリビリがあるのは、ファンの皆さんのおかげだ。

昨年、ビリビリは長足の進歩を遂げた。この1年間にビリビリのファンも、投稿者も激増した。しかし、中にはビリビリのコンテンツや雰囲気が変わって、最初の頃のような味わいがなくなってしまうことを懸念する方もいるだろう。

今日はデータを使って、ビリビリで変わったところと変わらないところを説明したい。

一つ目の変化は利用者の増加である。 2020年第1四半期の財務報告によると、MAU(月間アクティブユーザー数)は1億7200万人で、3年前から3倍、5年前から10倍に増加している。

二つ目の変化は投稿者数の増加だ。 2020年の第1四半期、アクティブな投稿者は毎月平均180万人おり、毎日何千種類もの動画を何十万部もアップしてくれている。中国の優秀な動画制作者のほとんどがビリビリの会員で、ビリビリに投稿してくれていると、私は確信をもって言える。

数の増加に加えて、投稿者の影響力もますます大きくなっている。たとえば、新型コロナウイルス感染症の流行時には、我々の投稿者は最前線の報道カメラマンとなった。突如来襲したこの疫病は、我々一人一人の生活をほぼ変えてしまった。我々の投稿者は、彼ら自身が撮影した生のデータを通して、実際に何が起きているかを皆に伝えたのだ。

三つ目の変化はコンテンツの種類の増加だ。初期の頃はアニメやマンガ関係が多かったが、その後ゲームが加わり、音楽やテクノロジー、生活関連のコンテンツなど種類はどんどん増えている。

次に、データを使って、ビリビリの変わっていない点を説明しよう。

まず、ユーザー属性はここ数年ほとんど変わっていない。過去3年間、ビリビリの新規ユーザーの平均年齢は21歳のままで、ビリビリユーザーの大部分はいまだに若者である。古参メンバーも健在だ。 2009~2011年に登録したユーザーの、現時点までの会員継続率は60%を超えている。つまり、10年前のユーザーの60%は今も我々のコミュニティで活躍しているのだ。

第二に、投稿者が増えてきても、ビリビリにアップされるコンテンツの品質の良さは変わっていない。ユーザーは前年比70%増加し、アクティブな投稿者は前年比で146%増加した。昨年から今年にかけて、ユーザーが作品につけた「いいね!」の数は、前年比で364%増加している。

ソニーから資金調達のビリビリ動画が快進撃(二) 創立11周年に日本のアニメ業界でもトップに上り詰め

(翻訳・永野倫子)

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