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デジタル3D地図サービスプロバイダーの「AIRLOOK(埃洛克航空科技)」と中国科学院地理科学・資源研究所はこのほど、高精度3D地図「AirlookMap」を共同発表した。今回の協力の目的は、都市レベルの3D地図データおよび関連研究の成果を統合し、科学研究分野、政府部門および各業界に提供することにある。
AIRLOOKは2015年設立で、データ収集から地図の作成・運営、アプリケーション開発まで高精度3D地図に関するサービス全般を手掛ける。主要製品である地図データのほか、撮影や測量などに適したドローンおよび高精度3D地図の作成とセマンティック処理を行うスーパーコンピューティングプラットフォーム「DataMaker」も取り扱う。
AirlookMapはドローンで撮影と測量を行い、ディープラーニングやコンピュータビジョンなどの技術を用いてデータを収集し、自動作成された高精度3D地図で、都市環境を正確に再現する。
高精度3D地図はスマートシティの情報化を支える基本技術の一つだ。3D地図の測量および日照条件や浸水シミュレーションなどの機能があり、スマートシティの総合的な管理、都市計画・設計、5G通信施設の配置、太陽光発電設備の設計・製作・設置のほか、商業保険や商業不動産などの分野で活用することが可能。直観的なデータ表示と3次元空間の分析結果を通じ、都市サービスのレベルと効率を引き上げる。
将来的にはAirlookMapは中国科学院のシステム内にある関連ビッグデータの共有プラットフォームに接続できるようになり、中国科学院のシステムやその他の科学研究機関や政府機関向けに、高精度3D地図データと科学研究のためのサービスのメカニズムを構築する。
このほか、AirlookMapは 高精度3D地図データをSaaSの形で提供するため、ユーザーはデータ取得のコストを大幅に下げることが可能になる。
AirlookMapは間もなく全国10省30都市の高精度3D地図データをリリースする予定で、将来的には全国の主要都市をカバーする計画。政府、企業、個人による利用を見込んでいる。(翻訳・二胡)
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