大人気の火鍋チェーン「海底撈」、20年上期は赤字もデリバリー売上は倍増、客単価もアップ

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火鍋チェーン大手の「海底撈(HaiDiLao Hot pot)」が8月25日、2020年6月30日までの中間決算を発表した。この期間における同社の売上高は97億6000元(約1500億円)と、前年同期の116億9000億元(約1800億円)と比較して16.5%減少したものの、ブルームバーグの予想コンセンサスである78億700万元(約1200億円)を上回った。同社所有者に帰属する純損益は、前年同期に9億1000万元(約140億円)の純利益を計上していたのに対し、今回は9億6000億元(約148億円)の純損失となった。

今回減収減益となった主な原因は、店舗での飲食客の減少だ。新型コロナウイルス流行の影響により、海底撈では1月末から約45日間、関連店舗の営業停止を余儀なくされ、3月12日にようやく一部の店舗が営業を再開した。店内飲食による売り上げの減少をデリバリーが埋め合わせる形となり、デリバリー事業の売上高は前年同期比123.7%増となる4億1000万元(約63億円)であったほか、一人当たり平均単価も104.4元(約1608円)から112.8元(約1737円)へとアップした。

この上半期、海底撈は新たに173店舗をオープンしている。2019年12月31日時点で768店舗だった全世界における店舗数も、20年6月30日時点で935店に増加した。

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