ネット専業保険「衆安」、20年中間決算 純利益418.8%と大幅増益

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中国ネット専業保険の「衆安在線財産保険(ZhongAn Online P&C Insurance)」が8月26日、2020年の中間決算を発表した。決算報告書によると、20年上半期における同社の保険料収入は前年同期比14.7%増の67億6700万元(約1000億円)。純利益は同418.8%増の4億9100万元(約75億円)であった。

上半期、同社の保険事業セグメントでの純利益は前年同期比94.6%増の6億2200万元(約95億円)であった。保険引受事業の経営指標には改善が見られ、引受損失額は2億2900万元(約35億円)と、前年同期に比べ46.5%縮小している。また、支払保険金などの合計が保険料収入に占める比率であるコンバインドレシオ(合算率)は前年同期の108.9%から103.5%へと減少している。保険事業の収益を測る指標のひとつであるコンバインドレシオは一般的に、100%未満であれば利益が、100%を超えている場合は損失が出ている状態であることを示す。

衆安保険の保険商品は医療、傷害、ファイナンス、自動車、、旅行の5大カテゴリーで構成されているが、カテゴリーごとに見ると、20年上半期、医療カテゴリーの保険料収入が前年同期比115.6%増の30億4900万元(約470億円)で保険料収入全体のうち最大の比率を占めており、その比率も前年同期の24%から45.1%へと拡大している。中でも、中核保険商品である「尊享シリーズ」による収入が前年同期比138.2%増の27億3780万元(約420億円)で、医療カテゴリーの総収入の89.8%を占めている。

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