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アリババ、ゲーム分野が大躍進 独立事業に格上げ

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アリババでゲーム事業を手がける「阿里遊戯(Alibaba Games)」に所属するゲームパブリッシャー「霊犀互娯(Lingxi Games)」が、独立した事業群に格上げされるという。中国のビジネスニュースサイト「晩点(LatePost)」が9月18日に報じた。これで霊犀互娯は、エンターテインメント事業を手がけるグループ「阿里大文娯(Alibaba Interactive Entertainment)」と並ぶことになる。この報道について、アリババはコメントを出していない。

米モバイルアプリ調査会社「Sensor Tower」がまとめた2020年8月までのデータによると、ユーザー数約4000万人を擁する霊犀互娯のシミュレーションゲーム『三国志・戦略版(Romance of the Three Kingdoms:Strategy Edition)』は月約6億元(約92億円)を売り上げ、テンセントの『PUBG MOBILE』、『王者栄耀(Honor of Kings)』に続き、中国における売り上げで第3位にランクインしている。

これまでアリババでは経営陣がゲーム事業をあまり重視してこなかった。このことによりアリババのゲーム事業は、阿里遊戯の設立以後も長らくECモール「タオバオ(淘宝)」や決済サービス「アリペイ(支付宝)」の副次的な位置づけでしかなかった。例としては、アリペイの機能の一つとして決済サービスなどを利用することで木が成長していくアプリ内ミニゲーム『アント・フォレスト(螞蟻森林)』が挙げられる。このほかに話題になったのは、中国での運営権を獲得した日本発のゲーム『旅かえる(旅行青蛙)』くらいのものだった。

今回、アリババのゲーム事業が独立した事業群として格上げされるということは、自社のゲームが目を見張るパフォーマンスを見せていることにより、グループ内における地位が向上したことを示している。ゲームに強かったテンセントはEC分野へ、ECに強かったアリババはゲーム分野へ、両巨頭はそれぞれ、互いのライバルが得意とした分野に事業を拡大しつつある。

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