2017年財務報告 网商银行と微众银行の比較 純利益 約10倍

リスクコントロール技術の刷新とモバイル決済利用者の絶え間ない増加により、网商银行(MYbank)や微众银行(Webank)などの 小型ネットバンクが急速に発展している。

网商银行(MYbank)は2017年の年報を公表した。年報によると2017年末までの网商银行(MYbank)総資産額は781.7億元で、自己資本比率は13.51%に達した。同年の経営者への貸付額は4,468億元で、そのうち264.5億元は農村出身のユーザーに向けたものであった。売り上げ42.75億元を記録し、純利益は4.04億元。対前年比で28%の増加だった。

年報によると、2017年末までに网商银行(MYbank)は、累計571万の零細企業および個人経営者にむけて融資をしており、またその他にも网商银行(MYbank)が代理販売を行なっている通過ファンド「余利宝」も累計675万元のマイクロ企業に現金の管理サービスを提供している。

テンセントがIT企業の巨頭としてネットバンク市場を牽引してきた微众银行(Webank)も、先日2017年の年報を発表した。それによると微众银行(Webank)の2017年度における総資産額は817億元で前年比57%増、売り上げ67.48億元、純利益は14.48億で前年比261%だった。2017年、微众银行(Webank)は1,200万人のユーザーに対し融資を行い、融資総金額は8,700億元、不良債権率は0.64%だった。


これらが网商银行(MYbank),微众银行(Webank) の年報における主要なデータである。注:网商银行(MYbank)の融資実績数はマイクロ企業を対象にしたものだが、微众银行(Webank)の融資実績数はマイクロ企業と個人を含んでいる。

年報より明らかなのは、資産のコントロールにおいて、すでにリスクヘッジに関するシステムが成熟し確立されているということだ。网商银行(MYbank)と微众银行(Webank)の不良債権率はそれぞれ1.23%、0.64%に抑えられており、その他銀行におけるマイクロ企業に対する不良債権率平均の2.75%を大きく下回っている。

同時に、オフライン(実店舗)の営業者とネットバンクの連携が、ネットバンクに巨大な資産流入を促した。网商银行(MYbank) を例にとると、2017年末まで571万件のマイクロ企業に融資をしているが、その中には100万以上のオフライン営業者が含まれる。

二者のデータを比較して見えてくるのは、微众银行(Webank) は総資産額に限らず自己資本比率、売り上げ、純利益や融資金額すべてにおいて网商银行(MYbank) を上回り、不良債権率も网商银行(MYbank) を下回っていることだ。

微众银行(Webank) がトップの営業成績を取るのを可能にしたのは、テンセントの性質によるところが大きい。10億のWeChatユーザーと8億のQQユーザーを背景に、微众银行(Webank)は大量のユーザーと先端技術を抱えていることになる。

だが、微众银行(Webank)も依然として大きなリスクを抱えている。年報からわかるのは、微众银行(Webank)の資産規模と貸付剰余の大幅成長を可能にしたのは、個人単位からのごく小さな金額だが大量の貸付であることだ。このことは不良債権増加のリスクをもたらし、微众银行(Webank) の未来を押さえつける要因となりうる。

近年において、ネットバンクは隆盛を迎えている。アクセスポイントとサービスカウンターを用いないことにより、従来に比べ大幅なコストダウンを可能にした。同時に、全ての商品の営業や取引、アフターサービスまでも全てネットに委ねられた今の形態は、今までの銀行に比べ管理者・消費者のどちらから見ても明らかな優位性を持っている。

しかし、その向かう方向がいまなお不明瞭な昨今の状況においては、网商银行(MYbank)、微众银行(Webank)らネットバンキングサービスの資金源は依然大きな変動の最中にあり、その発展に大きなリスクをもたらしている。

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