雷軍:短期的株価は最重要ではなく、低評価からの出発は必ずしも悪いことではない
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2018年7月9日、シャオミ(中国名:小米科技)は香港証券取引所に上場し、香港証券取引所において初のWVR(加重投票権)持つ上場企業となった。少し残念な事は、シャオミの株価が公開と同時に下落し、5%を下回った。これまでに発行株価は1株あたり17香港ドルにも達していない。
シャオミのIPO後の発行株の評価は543億米ドルと評価された。評価額は予想に届かなかったが、史上初の国際ハイテク株の主要なIPOのトップ3入りとなった。雷軍氏は昨日の公開書簡で次のように表明した。最近の資本市場は変化が激しく、シャオミの上場は大成功と捉える事ができる。シャオミ以前のラウンドの投資者にも多くのリターンがあった。当初のVC(ベンチャーキャピタルの略)の第一回目の投資額は500万米ドルで、利益は866倍にのぼる。
10:49の株価は16.38香港ドル、シャオミの市場価値は3687.6億香港ドル、雷軍氏の評価は147.6億米ドルに達した。
ハードウェアの総合売上純利益率5%超えないと言う約束から、ハイレベルな調整、熱心な宣伝によるインターネット企業の位置づけ、更にCDRへの影響など、雷軍氏はシャオミのIPOのために基礎固めを行うが、幾度も波乱を経験した。
しかし市場の低迷により、資本市場のハイテク株に対するリスク選定が低下させ、CDRを急に途中停止させた。特に市場でシャオミをインターネット企業と定義する事への論争が、シャオミの評価低迷、初日の下落に影響した。

今日の公開後の下落について、雷軍は「シャオミは過去8年間に紆余曲折あったが、全体的に見ると安定している。今回のIPOは低水準から始まったが、弊社にとって新たな第一歩で、必ずしも良いことではないが、最も重要なことは考え方を調整することです」と話した。また彼は「短期的な株価は最重要ではなく、長期的な企業価値が最重要なのだ。」とも述べている。
株価を抜きにしても、シャオミは過去10年間における中国のスタートアップ企業で最も優秀な企業の一つで、創立から7年間で収益10億のトップ企業に成長した。シャオミは携帯端末とし競争の激しい分野だけでなく、インターネットモデルに道を切り開いた。更に重要なことは、そのコストパフォーマンスが中国のハードウェア市場の消費に効率化という革命をもたらした。
雷軍氏の眼にはシャオミは偉大な企業として映っている。偉大な企業の定義に関して彼は「第一に人にリスペクトされる事、第二に世界中の人々に影響を与えて、人々をポジティブにさせる事だ。」と述べた。
CCTVのインタビューに、彼はこう話している。「起業の当日は理髪店で髪をセットすべきだ。我々は開業時に会社がこんなにも大きくなるとは想像していなかった。だから残念な事に当時の写真はどれも写真写りが悪いものばかりだ。多少カッコつけないとね。そうしないと将来、起業当時の我々の写真を見てダサいって思うでしょ。」
しかし、上場後もシャオミがインターネット企業なのかハードウェア企業なのか、未だに論争が続いている。いずれにせよ、シャオミは雷軍氏が描く“新種”として、最終的にはパフォーマンスを見てから決めよう。
雷軍自身、シャオミの成長性に自信があり、昨日の公開書簡で3つの戦略を発表した。
まず、シャオミのスマートフォン事業は世界で4位であり、スマートフォンの在庫だけ見ても巨大な市場だ。シャオミは高速成長を確保し、できるだけ早く世界のトップ3に突入するよう努めている。
次に、シャオミはテンポよく品種開拓を進める計画がある。
そして3つ目に、国際市場は巨大で我々の活躍する余地がある。第1四半期の国際事業は全体収益の36%を占めるまでに成長した。シャオミは国際化を更に一歩進め、国際事業の収益を全体の半分以上にアップさせる予定だ。
シャオミのハードウェア市場の地位や、第1四半期の逆境での業績成長を考慮すると、上場後のパフォーマンスには期待がもてる。
今年の第1四半期シャオミは不振が続く携帯事業で、大幅に成長した。第1四半期の携帯端末売上数は世界第4位で、中国国内では2位、成長率は87.8%だ、加えてシャオミは中国の4大携帯トップ企業(シャオミ、Huawei、OV中)で唯一、中国国内市場での売上を大きく増加させた、成長率は41.8%だ。
それと同時にシャオミは海外でも急速に拡大している。目論見書によると、シャオミ端末は74の国と地域に進出しており、その中で15の国と地域でトップ5に入っている。海外市場における収益率も年々増加しており、2015年、2016年、2017年および2018年の第1四半期それぞれ、40.56億人民元、91.54億人民元、320.81人民元と124.7億人民元、企業収益にに占める割合は、それぞれ6.07%、13.38%、27.99%と36.24%となっている。
シャオミのパフォーマンスは否定できない、将来の成長の可能性も期待できる。しかし優良企業が優良株であるとは限らない、シャオミがどれだけの市場価値を獲得できるか、それにはやはり投資者に株を買ってもらう必要がある。
国金証券(中国の証券会社)のアナリスト唐川氏は最近の調査レポートで、シャオミへ“売り株”の評価をつけ、12ヶ月間の目標価格は16香港ドル、1株あたり18.82香港ドルが現在のシャオミの評価の上限であると述べた。
目下、シャオミのコア事業は依然としてスマートフォンであり、資本市場のシャオミのインターネット企業としての位置付けについては否定的だ。将来的に、資本市場での大幅な変動以外に、シャオミの携帯端末市場での成長、及びIoT、インターネットサービスの発展は株価決定の重要な素因になるだろう。
雷軍のシャオミ上場記念式典でのスピーチ
ご来賓の皆様こんにちは!
この瞬間、この場所、感無量です!
8年前、私はクレイジーな考えを持っていました。インターネットを使って携帯電話を作り、中国製品のグローバルイメージを高め、世界中の人々を幸せにしたいと!正直に言えば、このクレイジーな考えを信じている人はほとんどいません。企業第一日目のあの日、13人で小米粥(粟粥、シャオミの中国名”小米”)を食べていました。今でも、当時彼らは本当に信じていたのか分かりません、今会場にいるので、どうぞ彼らに聞いてみてください。今日はさらに175名のシャオミの仲間が19,000名の社員を代表して駆けつけてくれました、全ての社員と彼らを支えてくれる家族に感謝しています、皆の努力のおかげで今日のこの輝かしい日があります!
最近の米中貿易戦争、世界の資本市場の情勢は変化の時です、多くの投資家の皆様へこの貴重な次期にシャオミへの評価とサポートに感謝しております、李嘉誠、馬雲(ジャック・マー)、馬化騰たちを含む、全ての投資家の皆様!ありがとうございます!現状はあまり芳しくありませんが、優良企業は必ず頭角を現すものです!
加えて世界中のシャオミファンに感謝します、8年前初の製品MIUIを開発した時、シャオミのユーザは100名しかいませんでした。つまり100名のユーザがサポートしてくれたおかげで、我々は一歩一歩成長し、そして現在の1.9億人のユーザを持つにまで成長しました。今日は2010年のスタート以来ずっとシャオミを支えてくれるファンを会場に招待しています。この後のドラの儀式にもシャオミファン代表・洪駿氏をステージにお呼びしております。我々の企業努力は全てファンの皆様の評価と満足の為です、皆さんの評価があってこそ、弊社の成功があるのです。
また、香港証券取引所と香港証券監督管理委員会にも感謝したいと思います。上場初日からWVR制度を設置しました。もし香港資本市場のイノベーションがなければ、我々は香港で上場するチャンスはありませんでした。私は信じています、今後も香港市場が優秀なインターネット企業を暖かく迎え入れてくれると!
シャオミ誕生のあの日から、シャオミにはイノベーションの血がながれています。しかし真のイノベーションは簡単には得られません。大きな犠牲を必要としないイノベーションなどありません、そして多くの挫折を経験しないイノベーションもないのです、更には誤解や批判に悩まされないイノベーションも決してないのです。この点を知るほど、感謝の念が溢れます。我々への理解、信頼、励ましとサポートに心から感謝申し上げます!
感謝の言葉を挙げるとキリがありません。感謝を示す方法は唯一つ、努力し続ける事です!我々は更に良い製品を産み出す努力をする事で、世界中のシャオミファンに恩返しします。良い企業は、自身の社員や多くの投資家へも、もちろん恩返しするつもりです。我々の株取引の開始は、シャオミにとって、全く新しいスタートなのです!
皆様ありがとう!ありがとうございます!