酷派集団が新製品のリリース発表会で存在をアピール
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「天よ、まだ生きているぞ」
これは酷派集団(クールパッド)のリリース発表会に参加する前の、友人の一人の思いだ。これは多くの消費者が酷派集団のスマホに持つ印象でもある。
現在、中国のスマホ市場のマタイ効果はどんどん明らかになっている、華為(HUAWEI)、小米(シャオミ)、OV(OppoとVivo)に加えAppleの5社が9割以上の市場シェアを占めている。
中国国産ブランドの中で、華為、小米、OVを除いて、消費者達が思い出せるブランドは、ほんの数社だ、羅永浩のスマーティザンテクノロジー、アメリカの経済制裁という「頭痛の種」を引き起こした中興(ZTE)、黄章の魅族(MEIZU)、あまり良い結果が出ていない聯想(レノボ)。酷派集団はその中にも入らない。
もし酷派集団が新作リリース発表会で市場の注意を引く事ができれば、その最大の効果は新作発表ではなく、市場に「まだ生きているぞ」とアピールできる事にある。
酷派集団は以前、若者をメインターゲットにしたCOOLシリーズをリリースしており、代表的な製品はcool 1、cool S1等だ。現在、酷派集団のCOOLシリーズは独立したブランド運営をしており、若者消費者層をメインターゲットに、コストパフォーマンス追求を謳っている。
次にリリースする新作は酷玩(Cool play) 7で、ファッションとゲームがテーマ。デザインは双面ガラス、全面スクリーン、メタリックフレーム、前後2カメラ式、顔認証と美顔調整機能を搭載、ゲーム優先モデルをサポート。
価格は4G+32Gが799元(約1万3,000円)、4G+64Gが899元。酷派集団が低価格スマホ市場でのシェア獲得を獲得を狙っていることが伺える。これは酷派集団のコストパフォーマンス追求の姿勢とも合致する。

スポンサーの原因によりメディアはまだ実機体験をしていない。製品紹介では酷玩7のポジション、デザイン上の売りは比較的少ない。発表会での最大の売りは、酷派集団が新製品紹介に起用した90年台生まれの女性で、彼女は酷派集団のセールスマネージャーを担当している。この起用は非常に大胆だが、COOLブランドのターゲット層とマッチしている。
もちろん、この方法は誇大広告の疑いを拭いきれない。しかしCOOLの新作リリースは、この話題を借りる事で市場に酷派集団の変化を知らしめる事ができる。
酷派集団は販売ルートにオンライン販売を突破口として選んだ。酷派集団と京東商城(JD.com)は提携。酷派集団は2つ以上の製品を京東商城で独占販売できるよう製品提供、そして京東商城は毎回独占販売する製品にA級以上の通信データ量のサポートを提供する。
酷派集団のターゲット層、コストパフォーマンスの追求は全て現実的な選択だ。しかし、現在の中国スマホ市場は華為、小米、OV、Appleの五社が9割のシェアを占めており、それを奪うのは簡単なことではない。
酷玩7の予約販売事情を参考に見てみよう。7月25日、酷玩7は京東商城で予約を開始した。IT之家(中国のIT情報サイト)によれば、4日以内で3958人予約があった(7月29日18時5分時点)。現在までに酷玩7予約者は5万人ほどしかない。
「中華酷聯(ZTE、HUAWEI、酷派集団、レノボの事)」とまで言われた事もあったが、今では多くの消費者に忘れ去られている。新ブランド立ち上げが酷派集団の現状を大きく改善するかは、まだ結論を出すには難しい。地方都市のスマホメーカーにとって、名称変更は消費者受けのいい製品に磨きをかけるよりも効果的かもしれない。そうする事で深い印象を与える事ができ、華為、小米のオーラに完全に圧倒される事はないだろう。