中国版生協? 団地向け共同購入のスタートアップが1億元調達
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集合住宅向け食材・生活用品の共同購入サービスを展開する「十荟団(NICE TUAN)」が、1億元(約16億円)を調達したと発表した。出資元は真格基金、啓明創投、愉悦資本と、会員制ECサイトを運営する有好東西(THE GOOD STUFF)。資金は商品の仕入れ元となる産地の開拓や、商品の保管・輸送体制の構築、供給網の強化に充てる。
十荟団は2018年に設立した。二、三級都市を中心に、敷地内に何棟も立ち並ぶ集合住宅を対象に、生鮮食品や生活消耗品などの共同購入サービスを提供する。各集合住宅でパートナーを選任し、住宅内の利用会員に商品情報の発信やPRを行ってもらう代わりに、報酬として住民の購買額から15~25%の手数料を受け取る仕組みだ。
現在、3000カ所以上の集合住宅でサービスを提供している。客単価は30~50元、主な顧客層は月額世帯収入1万元前後の家庭で、利用頻度は週に3~4回が多い。南京市、上海市といった地域の住宅パートナーは、月額で1万元前後の手数料を得られるという。

(図左・中)十荟团のミニプログラム利用画面(キャプチャー)、(図右)十荟团のPR資料
現在、華北地区の4都市、華東地区の6都市でエリアセンターを構え、10数都市で冷蔵倉庫とコールドチェーンを構築している。2018年末までに30都市で地域供給システムを構築する予定だ。各都市の消費状況に応じて在庫の商品構成を調整していく。
十荟団の創業者でCEOの王鵬氏は2010年、共同購入ECの団購王(www.go.cn)を立ち上げた人物。集合住宅を対象とした電子商取引に小売りの新たな可能性を見出している。