もはや「偽ダイソー」ではない? 中国「名創優品(MINISO)」にテンセントら10億元出資 

「無印良品、ダイソー、ユニクロを足して3で割った中国ブランド」とも言われる雑貨チェーンの名創優品(メイソウ、MINISO)は騰訊(テンセント)、高瓴資本(ヒルハウス・ キャピタル・マネジメント)から10億元(約170億円)の戦略出資を受けることで合意した。

これに先立ち、名創優品はテンセント陣営のECサイト大手の京東集団(JD.com)とも提携を結んでいる。名創優品は33重点都市の約800店舗で、京東の宅配サービス京東到家を導入する。

テンセントと高瓴資本は名創優品が優れたサプライチェーンと出店能力をもって「10元ショップ」を展開し、大きな成功を収めたことを評価した。

名創優品は2013年の創業以来、初めての資金調達となる。なぜ、この時期なのだろうか。

名創優品はこれまで順調に成長し、ユニクロ、無印のライバルと見られたこともあった。2017年の売上高は120億元に達し、店舗数は2000店舗を超えた。2018年は1100店を出店予定で、現時点の店舗数は3000店となっている。

一方で、今年の名創優品の国内店舗の売上高は2017年並みの80-90億元にとどまる見通し。成長の踊り場に直面している。類似店舗が増えたことや、フランチャイズとの契約が相次いで満期を迎え、契約更新が不透明なことが背景にある。

名創優品は成長を加速するため、EC展開や海外進出、家具事業の強化などを図っている。同社はスピーディーな出店で、瞬く間に中国市場で成功したが、ECや海外では成功体験をコピーしにくい。新たな事業のために、さらなる資金が必要になったと見られる。

(翻訳・浦上早苗)

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