ビリビリがテンセントから360億円調達。株価16%急騰
公開日:
更新
更新
中国の動画共有サイト、ビリビリ動画(bilibili)は3日夜、騰訊(テンセント)から3億1760万ドル(約360億円)の現金出資を受けたと発表した。テンセントは1株12.67ドルでビリビリ動画が新規発行した普通株を購入した。テンセントのビリビリ動画持ち株比率は12%に上昇。テンセントがビリビリ動画に出資するのは、2015年に続き2度目となった。
出資が報じられるとビリビリの株価は前日から一時16%上昇した。

ビリビリ動画は36Krの取材に対し、「今回の出資は、当社がさらに多くのコンテンツをリリースするための長期戦略の有力な支えになる。テンセントの開発能力や優良なコンテンツIPも活用することができる」とコメントした。
競合他社はコンテンツの充実に大規模な投資をしている。爱奇芸(iQIYI)が昨年、コンテンツに投じた金額はビリビリ動画の42倍に達する。ビリビリ動画は、Z世代(10代後半から20代前半)の常連ユーザーを多数抱えているが、BAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)も二次元コンテンツを強化するようになり、競争圧力が大きくなっていた。
また、ビリビリ動画は赤字が続く中で、大型独自コンテンツを続々とリリースしており、資金面の支えも必要としていた。コンテンツ制作事業者へも出資しており、テンセントがビリビリの運営資金を補填した形とも言える。
テンセントはこのほど、大規模組織改革を実施し、プラットフォーム・コンテンツグループ(PCG)を新設した。ニュース、動画、スポーツ、アニメなどのコンテンツを一つにまとめ、シナジーを高めようとしている。
(翻訳・浦上早苗)