アリババ株、2014年上場以来最大の下げ幅。強気相場「終わりの始まり」
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テック株価の暴落は、終わりの始まりを暗示しているのかもしれない。
米国時間10日、ナスダックの株式市場は4%以上暴落し、7月3日以来の安値を更新した。S&P総合500指数も3.29%下落し、2月以降最大の下げ幅となった。
今年に入って好調を維持していたテック株も軒並み暴落。アマゾンの株価は6%以上下落し、1日で時価総額500億ドル(約5兆6000億円)が蒸発した。アップル、グーグル、フェイスブックは4%、ネットフリックスに至っては8%の急落となった。中国企業も難を免れることはできず、京東集団(JD.com)、百度(バイドゥ)の株価は3%以上下落、LAIXは14.99%、拼多多(Pinduoduo)は9%、アリババは5.89%下げた。この5営業日でアリババ株価は15%下落し、2014年の上場以来、最大の下げ幅となっている。
国際通貨基金(IMF)は今月9日、「世界経済見通し」を発表。今年、来年の世界経済の成長率を7月予測の3.9%から3.7%に下方修正した。IMFは米国経済の成長率も2.7%から2.5%に下方修正。関税引き上げや貿易摩擦を理由に挙げている。
今年に入り、テック大手の株価は上昇が続いていた。ネットフリックスは70%、アマゾンは50%、アップルも30%近く上昇しており、今回の暴落局面での反動も大きかった。
蘇寧金融研究院特約研究員の江瀚氏は、「この10年続いた米国の強気相場は、おそらく終わりを迎えつつある。今回の暴落相場が続けば、他国の株式市場にも波及し、世界的な不況を引き起こすかもしれない」と指摘した。
(翻訳・浦上早苗)