代替タンパク市場に勢い 将来の1兆元市場に投資家も注目

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代替タンパク市場に勢い 将来の1兆元市場に投資家も注目

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【新華社北京8月4日】低炭素時代はさまざまなビジネスと投資の機会を育む。代替タンパク食品もその一つで、今後十数年で巨大市場への成長が見込まれる。ネスレやダノン、カーギルなど世界の食品・穀物大手も既に参入しており、目先の利くプライベートエクイティ(PE)ファンドも相次ぎ投資を試みている。

韓国大手財閥SKグループの投資会社SKホールディングスはこのほど、中国パソコン大手の聯想集団(レノボグループ)の持ち株会社、聯想控股(レジェンド・ホールディングス)傘下で農業・食品分野の投資を担う佳沃集団と、代替タンパク食品ファンド設立に関する了解覚書を締結した。双方は1千億ウォン(1ウォン=約0.1円)規模のサステナブル(持続可能な)フード投資ファンドを設け、成長著しい代替タンパク食品市場で主導権獲得を目指す。

SKが約180億ウォンを出資し、残りは佳沃集団、その他の中国食品企業、中国政府系ファンドが出資する。植物肉メーカーと発酵食品スタートアップに投資し、中国の代替タンパク食品市場の成長を促す。

代替タンパク投資を専門とする香港のベンチャーキャピタル「レバーVC」で中国事業を統括する陳莉莉氏は、サステナブルタンパク質市場が巨大な潜在力を持ち、今後10~15年で1兆元(1元=約17円)規模に膨らむと予測。中国の代替タンパク市場には勢いがあり、技術や原材料、品目、ビジネスモデルで巨大なイノベーションの余地があるとし、スタートアップとエンジェル投資家いずれにとって大きなチャンスがあるとの見方を示した。

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