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中国スマホ・IoT家電大手のシャオミ(小米科技)が8月10日にオンラインで開催した新製品発表会で、CEOの雷軍氏が年次スピーチを行った。スピーチの中で雷CEOは同社初の犬型四足歩行ロボット「CyberDog(中国語名:鉄蛋)」を発表すると同時に、「シャオミロボット研究室(小米機器人実験室)」の設立を宣言した。
CyberDogの外観は、米ボストンダイナミクス(Boston Dynamics)が発表した犬型ロボット「スポット(Spot)」によく似ている。
性能面では、搭載されているシャオミ独自開発の高性能サーボモーターは最大トルク出力が32N・m、最大回転速度が220rpm/minで、このサーボモーターにより最大3.2m/sの高速動作を行える。また高精度環境知覚システムが搭載され、生物的反応をよりリアルに再現可能だ。また、全身に11個の高精度センサーが搭載されており、画像、光線、距離、速度、音声などの環境情報を知覚できる。
CyberDogの「頭脳に」は、384個のCUDA®コアや48個のTensorコア、6個のCarmel ARM CPU、2つの深層学習用エンジンが組み込まれた、米NVIDIA(エヌビディア)社製AIコンピューター「JETSON XAVIER NX」を採用しており、複数のセンサーからの膨大なデータを処理できる。
またシャオミは、スマートフォンのイメージング技術を活用し、周囲の環境を認識する機能を強化した。CyberDogは深度センシングを使用した視覚センサーシステムをサポートしており、自律認識にもとづく目標追跡、SLAMマップ作製、ナビゲーションおよび障害物回避機能を実現している。
雷CEOによると、CyberDogのコードはオープンソースで、シャオミは開発者向けに9999元(約17万円)で販売するという。
原文:量子位(WeChatアカウント:QbitAI)
(翻訳・浅田雅美)
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