原文はこちら
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
【新華社北京】米航空機大手ボーイングはこのほど、中国北京市で最新のリポートを発表し、中国民間航空業界は持続的な回復と発展への強じん性が明らかであり、今後20年で総額1兆4700億ドル(1ドル=約111円)の新機材市場を世界にもたらすと予測した。
同社のリポートによると、中国経済の活力と空の旅の需要回復を受けて、航空会社は向こう20年でナローボディー機6500機、ワイドボディー機1850機を含む約8700機の新機材を購入するとみられる。
ボーイング民間航空機部門(BCA)で中国市場マーケティング部門トップを務めるリチャード・ワイン氏は「中国経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)が健全な航空交通の成長に向けて確かな基盤を築いている。新型コロナウイルス対策期間に客足が急速に回復したことが、中国市場の潜在力と強じんさを浮き彫りにした」と説明。中国の国内航空旅客市場は2030年に規模で欧州市場を抜き、40年には旅客数で北米市場を抜くとの見通しを示した。
また、「特に注目すべきは、中国が長距離国際航空路線と航空貨物輸送分野でも大きなチャンスをもたらすとみられる点だ。中国市場での旅客機や貨物機を含むワイドボディー機に対する需要は新機材の需要全体の44%に上るだろう」と述べた。
リポートでは、中国の民間航空サービス市場は向こう20年で1兆8千億ドルに拡大すると予測。民間航空業界は40年までにパイロットや整備師、乗務員など40万人分の雇用を創出するとした。
原文はこちら
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録