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【新華社北京11月30日】中国自動車大手の浙江吉利控股集団とスウェーデン自動車大手のボルボ・カーズの合弁高級車ブランド「領克(Lynk&Co)」を展開する領克汽車はこのほど、クウェートを皮切りにアジア太平洋市場に進出する「アジア太平洋計画」を発表した。これは2020年に発表した「欧州計画」に続き、同社のグローバル化に向けた新たな措置とみられる。
最初の進出先となるクウェートは都市化率が100%に達し、世界で都市化率が最も高い国の一つに数えられる。20年の1人当たり国内総生産(GDP)は3万ドル(1ドル=約113円)を超え、輸入車産業は何年にもわたって急速な発展を続けている。現地では外出時の自家用車依存度が高く、千人当たりの自動車保有台数は495台に上る。また、現地の消費者は自動車に関し、ハイエンドモデルやテクノロジー、安全性と品質をより重視しており、これらはいずれも同社にとって大きなビジネスチャンスをもたらしている。
今回のクウェート進出について、スポーツタイプ多目的車(SUV)「領克01」を選んだ。同モデルは発売から4年を迎え、中国市場での販売台数は累計20万台以上に上った。
同社は今後、アラブ首長国連邦やバーレーン、サウジアラビア、カタール、オマーン、イスラエルなどにも次々と進出する予定。また、「欧州計画」と「アジア太平洋計画」を進展させ、ロシアやマレーシア、オーストラリア、ニュージーランドなどの市場に進出する準備も進めるとみられる。
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