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中国のコーヒーチェーン「ラッキンコーヒー(瑞幸咖啡)」は2月4日、米国証券取引委員会(SEC)との和解協議に基づく制裁金の支払いについて、民事上の責任を果たしたと発表した。ラッキンコーヒーは過去の不正会計問題をめぐり、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所から制裁金として1億8000万ドル(約207億円)を支払うよう命じられていた。
ラッキンコーヒーは1月31日、2025年に満期を迎える4億6000万ドル(約529億円)の転換社債についての債務再編が実質的に完了したと発表している。債権者に対して現金の支払いや新たな債券の発行などを実施したもので、制裁金はこの時支払った現金の価値で相殺される。
SECは裁判所に向け、ラッキンコーヒーがこの再編案に基づいて債権者に現金を支払ったことで、同社が裁判所の最終判決で出された罰則規定を遵守したと認めるとの通知を出した。この情報が伝えられると、米相対取引市場(ピンクシート)でラッキンコーヒーの株価は3.7%上昇。同国株式市場全体の相場を大きく上回った。
(36Kr Japan編集部)
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