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【新華社成都2月19日】中国四川省成都市はこのほど、エアバス、ターマック・エアロセーブ(Tarmac Aerosave)、Satairと「エアバス航空機ライフサイクルサービス・プロジェクト」の契約を締結した。成都市双流区を拠点とし、エアバスが欧州以外で初めて直接投資を行う航空機のリサイクルプロジェクトとなる。
同プロジェクトは総額60億元(1元=約18円)以上の投資を計画。同区内にある中国商用飛機(COMAC)の「大飛機示範産業園(大型航空機モデル産業パーク)」の南側に919ムー(約61ヘクタール)の敷地を用意し、航空機125機を収容する。
エアバスが欧州以外で航空機のリサイクルプロジェクトに投資するのは今回が初めてとなる。中電科航空電子の郭文瑾(かく・ぶんきん)研究員は「成都市、ひいては中国全体の民間航空機産業のサプライチェーン末端における空白を埋め、成都双流航空経済区と世界の航空経済をつなぐ窓口となる」と語った。
成都は中国本土で3番目となる国際ハブ空港二つを有する都市で、機体の研究開発拠点を持つ国内四大都市のうちの一つでもある。同市の航空宇宙産業の規模は800億元を超え、サプライチェーンがほぼ形成されている。
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