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中国車載電池大手の「中創新航科技(CALB)」が10月6日、香港証券取引所に上場した。車載電池メーカーの同取引所上場は初めて。同日の取引終了時点の時価総額は670億香港ドル(約1兆2000億円)超となった。
CALBは2007年に設立。旧社名は「中航鋰電科技」で、本社を江蘇省常州市に置く。リチウムイオン電池、バッテリーマネジメントシステム、エネルギー貯蔵用電池とその関連製品、リチウム電池材料の研究開発・生産・販売および市場での活用を手がけ、「広州汽車集団(GAC Motor)」「長安汽車(Changan Automobile)」「上汽通用五菱汽車(SGMW)」「零跑汽車(Leap Motor)」「小鵬汽車(XPeng Motors)」など大手電気自動車(EV)メーカーの主要サプライヤーとなっている。
目論見書によると、CALBの売上高は19年が17億3400万元(約350億円)、20年が28億2500万元(約580億円)、21年が68億1700万元(約1390億円)で、粗利益は19年が8326万元(約17億円)、20年が3億8500万元(約78億円)、21年が3億7800万元(約77億円)のように推移している。22年1~6月期の売上高は、前年同期の26億元から252%増となる91億6700万元(約1870億円)だった。
CALBは現在、寧徳時代新能源科技(CATL)、比亜迪(BYD)に次ぐ中国3位の車載電池メーカーとなっている。22年1~8月の同社の車載電池搭載量は11.38ギガワット時(GWh)で、すでに21年の搭載量を上回っている。中国市場でのシェアは7.02%だった。
(36Kr Japan編集部)
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