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新型コロナウイルス感染症の流行により3年間沈黙していた中国の海外旅行ビジネスに、ようやく光が差してきた。海外旅行に対する中国人のニーズは現在急速に高まっており、中国各地の出入国管理部門の業務量は大幅に増加し、パスポートの申請はピークを迎えている。
あるネットユーザーが最近、北京のフィリピン大使館や米国大使館などで、申請者が長い列を作っている写真を投稿した。在中国米国大使館ビザセンターの公式サイトによると、申請場所に上海を選択した場合、米国商用ビザ(B-1)および観光ビザ(B-2)申請のための面接は7月まで予約が埋まっているという。
米国のほか、日本やフランス、スペイン、イタリアなども人気が高い国だ。日本のビザはまだ個人による申請は受け付けておらず、観光ビザの申請は指定の旅行社が代行し、それ以外のビザ申請は全て在中国日本国大使館・領事館が指定する代理申請機関が行う。申請者本人が直接手続きに行かずに済むため、申請代行業もビジネスとして成立している。
しかし、日本ビザの人気が急上昇しているのに伴い、法外な手数料を提示する代行業者がいるという情報もある。中国のSNS「小紅書(RED)」のあるユーザーは、3年間有効な日本の数次ビザを申請するために代行業者を訪れたところ、1万8000元(約35万円)という高額な手数料を提示されたと述べている。
*2023年2月24日のレート(1元=約19.6円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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