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中国電子商取引(EC)最大手のアリババ集団の創業者、馬雲(ジャック・マー)氏が、中国に帰国した。馬氏はこれまで1年以上にわたり、日本やタイなど海外に滞在していた。
馬氏を含むアリババの創業者らが出資し、同社の本拠地である浙江省杭州市に設立した「雲谷学校」は3月27日、SNSの公式アカウントで「馬雲氏が雲谷学校を訪問。校長と共に未来の教育を語る」と題する動画と記事を公開した。
雲谷学校は幼稚園から高校までの一貫教育校で、人工知能(AI)が急速に発展する時代に合わせ、生徒たちの未来のための教育方法を模索している。
馬氏は校長との対談の中で、ChatGPTのような対話型AIはすでに、教育現場に新たな課題をもたらしているが、この技術はAI時代の幕開けを告げているに過ぎないと指摘した。その上で、「私たちはAIを問題解決に利用するべきだが、AIにコントロールされてはならない。人間は体力や知能では機械に及ばないかもしれないが、機械の中にはチップしかない。人間には心がある」と熱く語った。
※編集者注:「チップ」は中国語では「芯(xin)」と書き、「心(xin)」と同じ発音になる。
(36Kr Japan編集部)
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