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ソフトバンクグループが支援する中国の人工知能(AI)大手センスタイム(商湯科技)は3月28日、2022年12月期通期の決算を発表した。売上高は前の期比で19%減の約38億1000万元(約740億円)、損益は約60億9300万元(約1180億円)の赤字だった。赤字幅は前の期より64.5%縮小した。非国際会計基準(non-IFRS)の調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は約42億元(約810億円)の赤字だった。赤字幅は前の期より379.4%拡大した。
事業別の売上高は、スマートライフ事業が129.9%増の約9億5500万元(約190億円)、スマートカー事業が58.9%増の約2億9270万元(約60億円)と好調だった。スマートビジネス事業は25.2%減の約14億6430万元(約280億円)、スマートシティ事業は48.8%減の約10億9640万元(約210億円)と落ち込んだ。
センスタイムは汎用人工知能(AGI)を発展戦略の中心に据え、今後数年以内に大きな成果を上げることを目標にしているという。
香港証券取引所の最新の開示資料によると、同社の大株主であるソフトバンクGは22年3月2日、保有するセンスタイム株979万4000株を1株当たり2.5365香港ドル(約43円)、総額約2484万香港ドル(約4億2000万円)で売却した。ソフトバンクGの持ち株比率は15.99%に低下した。これに先立つ2月1日には、5000万株を約1億3800万香港ドル(約20億円)で売却していた。
*2023年3月31日のレート(1元=約19.4円 1香港ドル=約17.0円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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