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米電気自動車(EV)大手のテスラが現在、低価格モデルの発売に向けて大規模な生産計画を立てていることが、複数の関係者への取材で分かった。
関係者は「テスラが新たに発売を計画している低価格モデルは、多目的スポーツ車(SUV)モデルYの小型版だ」とした上で、「同社は現在、年産400万台の生産体制を構築しようと取り組んでいる」と述べた。
テスラは初期の生産戦略として、「400万台の年産能力を世界中の工場に分散させる。北米の工場が200万台、独・ベルリン工場と中国・上海工場がそれぞれ100万台を担当する。北米では、メキシコ北部のモンテレイで建設中の新工場が、低価格モデルの主な生産拠点となる見込みだ」と関係各社に伝えたという。
この情報についてテスラ中国法人に確認を求めたが、現在のところ回答は得られていない。
テスラは2020年9月に開催した電池事業の説明会「バッテリーデー」で、コストを従来品から半減させた新型リチウムイオン電池「4680」の内製に注力すると発表した。イーロン・マスクCEOは当時、この電池を用いることで、23年までに価格を2万5000ドル(約325万円)に抑えたEVが実現可能になるとの見通しを示していた。
*23年4月5日のレート(1ドル=約131円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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