中国折り畳みスマホ、23年販売台数550万台の見込み ファーウェイの存在感増す

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【新華社北京4月10日】中国の調査会社、艾瑞諮詢集団(アイリサーチ)のデータによると、2022年の中国市場の折り畳みスマホ出荷台数は前年比2.5倍となった。中国メーカーの相次ぐ参入や製品のモデルチェンジに伴い、23年も爆発的に成長、出荷台数は550万台を超える見込みという。

技術の普及に伴い、ますます多くのメーカーが折り畳みスマホ分野に参入、布石を強化している。このほど開催された世界最大規模のモバイル関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2023」では、アフリカで高い市場シェアを持つ中国の携帯電話メーカー、深圳伝音控股(トランシオン)の傘下ブランド「TECNO」が新型折り畳みスマホ「PHANTOM V Fold」を正式に発表、世界の折り畳みスマホ市場への進出を果たした。

アイリサーチによると、従来のスマホは発展のボトルネックに直面している。画面の大きさと持ち運びやすさはこれまで衝突する要素だったが、折り畳みスマホはこの矛盾を解消、携帯性と大画面の両方を求めるユーザーの需要に応えるイノベーションとなった。

ディスプレーなどの技術の成熟化に伴い、折り畳みスマホは軽量化・薄型化へと進むと同時に、ソフトウエアのエコシステム整備でユーザー体験を改善することも今後の重要な方向になる見通しだ。同社によると、折り畳みスマホの既存ユーザーは富裕層と男性が多く、今後は女性ユーザーの増加が見込まれ、軽量化と薄型化で女性市場は一挙に拡大する可能性がある。

中国の折り畳みスマホ市場には多くのメーカーが顔をそろえ、中国のスマホ大手がいずれも参戦している。華為技術(ファーウェイ)とサムスンは7割のシェアを占め、うちファーウェイは市場の半分を占め、ユーザーの認知度と満足度も最も高かった。

中国の折り畳みスマホ市場が拡大、22年は出荷約330万台 シェア1位はファーウェイ

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