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米調査会社IDCがこのほど発表したリポートによると、2022年下半期の中国パブリッククラウドサービス市場の規模は188億4000万ドル(約2兆7500億円)に達したが、市場全体の成長は鈍化していることが分かった。パブリッククラウドサービスには、IaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)およびSaaS(Software as a Service)が含まれる。
IaaSの市場シェアは、1位がアリババクラウド、2位はファーウェイクラウド、3位は中国電信(チャイナテレコム)の「天翼雲(e cloud)」、4位はテンセントクラウド、5位は米アマゾンのアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)だった。
IaaSとPaaSを組み合わせたサービスの市場シェアも、1〜5位の順位は同様だった。1位のアリババクラウドは31.9%と他を大きく引き離した。ファーウェイクラウドは12.1%で2位に浮上した。前年同期は10.8%で3位だった。テンセントクラウドは9.9%で4位に順位を落とした。前年同期は11.1%で2位だった。
3位の天翼雲は、前年同期の8.9%から10.3%へとシェアを伸ばし、順位を1つ上げた。通信キャリアのクラウドサービスが依然として高い成長率を維持していることには注目しておくべきだろう。5位のAWSは、海外進出する中国企業が利用するクラウドサービスとしては、圧倒的なシェアを誇っている。
*2023年4月28日のレート(1ドル=約137円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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