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中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)が5月24日発表した2023年1~3月期決算は、売上高が前年同期比18.9%減、前期比では9.9%減の594億元(約1兆1000億円)だった。調整後の純利益は前年同期比13.1%増、前期比では121.3%増の32億元(約640億円)と市場予測を上回った。
事業別の売上高は、スマホ事業が23.6%減の350億元(約6900億円)、IoTおよびライフスタイル製品事業が13.6%減の168億元(約3300億円)だった。主力のスマホ事業は落ち込んだが、市場調査会社「Canalys」によると、当期のスマホ出荷台数は3050万台で世界3位、市場シェアは11.3%だった。
シャオミは23年1〜3月期、スマホのハイエンド化戦略を着実なものとした。22年末に発売したXiaomi 13シリーズが好調で、中国本土のハイエンド機種市場でシェアを伸ばした。第三者機関のデータによると、中国本土における4000~5000元(約8~10万円)のスマホ販売台数で、同社はAndroid端末メーカーでは1位となり、市場シェアは前年同期比で7.7ポイント増の24.1%に拡大した。
シャオミの盧偉氷・総裁はオンラインの決算発表会で、4月に人工知能(AI)研究室・大規模モデルチームが設立され、同社でAI研究に携わるスタッフが1200人を超えたと明らかにした。
*2023年5月29日のレート(1元=約19.9円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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