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中国上海に拠点を置くコーヒー取引プラットフォーム「虹橋国際珈琲港」が5月26日、「2023年中国都市コーヒー発展リポート」を発表した。リポートの作成は、生活関連サービス大手の美団(Meituan)、上海交通大学の文化革新・青年発展研究院および第一財経商業データセンター(CBNData)と共同で実施した。
リポートによると、中国で最もカフェの多い都市は上海で、現在8530店舗が営業している。店舗数は世界的にも最多で、ニューヨークやロンドン、東京などを大きく上回り、人口1万人あたり3.45店舗、1平方キロメートルあたりでは1.35店舗のカフェが分布する。
中国ではカフェのチェーン化も加速している。22年時点で733のカフェブランドがあり、うち28ブランドが100店舗以上を展開している。市場シェア上位は、米スターバックス、中国の瑞幸咖啡(luckin coffee)とManner Coffee、カナダ発のティム・ホートンズ(Tim Hortons)などが占めている。
コーヒーのデリバリーも伸びている。美団のデータによると、コーヒー消費上位5都市(上海・成都、広州、北京、深圳)では過去3年間、店舗のオンライン化率が上昇しており、23年に入ってからのデリバリーの売上高はすでに計100億元(約1960億円)を超えたとみられる。
*23年6月1日のレート(1元=約19.6円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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